以前の投稿で、むぎちゃんは赤ちゃんの頃色々な症状を出したとお話ししました。
今回はその1つ、猫のお腹に棲みつく寄生虫についてお伝えしたいと思います!
寄生虫の画像を検索するのはオススメしないにゃ
マンソン裂頭条虫
生後2ヶ月ほどで我が家に保護されたむぎちゃん。
当然すぐに病院で診察やいろいろな検査を行ったのですが、特に異常は見つかりませんでした。
その後、異食やら避妊手術やらを経てようやく家猫の貫禄が身につき始めた生後9か月頃です。
年が明けてすぐくらいに下痢や軟便が続きました。
まだ0歳だったため念のため病院に連れて行き、便検査をしてもらったところ…
出るわ出るわ、大量のマンソン裂頭条虫の卵。
ちなみに、マンソン裂頭条虫はきしめんみたいな寄生虫です。
「今日までの間、通院も入院もしていたのになぜ今更?!」と驚愕する飼い主。
お医者さんの話によると、野良の子猫時代にカエルや蛇を食べてお腹に虫が棲みつき、冬の寒さで弱ったところで大量繁殖したのではないか、とのことでした。
赤ちゃんであるむぎちゃんが、今は天国にいるであろうお母さん猫と一緒に、カエルや蛇を食べて耐え忍んでいたと想像すると涙が出そうになる飼い主…。
むぎちゃんの壮絶なニャン生を垣間見た瞬間でした。
マンソン裂頭条虫は駆除しにくいようで、薬は通常の寄生虫に投与する量に比べかなり大量に投与する必要があるとのこと。
お医者さんはチュールに混ぜてくれたのですが、隠しきれない薬の存在感。
病院に連れてこられて怯えまくるむぎちゃんがチュール風味の薬を食べるか心配したのですが、お医者さんが指に薬をつけて差し出すとがっついて食べ始めました。
お医者さんは感心していましたが、飼い主は少し恥ずかしかった思い出。
これでマンソン裂頭条虫を退治できたと安心したのも束の間、第二の刺客が忍び寄っていたのです。
回虫
マンソン裂頭条虫のお薬は2回服用する必要があったため再度病院に行った際、お医者さんから「きちんと退治できているか念のため便検査をしましょう」と提案され、「まぁ、一応やっとくか~」という軽い気持ちで便検査をしてもらいました。すると…
出るわ出るわ、大量の回虫の卵(2回目)
ちなみに、回虫とは輪ゴムみたいな寄生虫です。
「この間の検査では回虫いなかったじゃん?!」と困惑する飼い主。
お医者さんの説明によると、マンソン裂頭条虫がめちゃくちゃ繁殖していたため回虫は鳴りを潜めていたたけれど、マンソン裂頭条虫がいなくなったことで大繁殖をしたのではないか、とのことでした。
マンソン裂頭条虫の薬は回虫に効かんのかい!!!!
回虫のお薬は家でさすことができるタイプでした。
駆除後
お医者さんからは、いずれもお薬を投与すると虫がうんちと一緒に出てくると思うと言われました。
勇気のない飼い主は直視できませんでした。いたようないなかったような…
また、むぎちゃんの異食は寄生虫が大量繁殖したことが原因かもしれないので、駆除できたら異食も治る可能性があると言われていました。
が、結局異食は治りませんでした。
異食症とは気長に付き合っていくしかないようです。
まとめ
今回は、むぎちゃんの寄生虫奮闘記についてご紹介しました。
子猫の時期はちょっとしたことでも命の危機につながる可能性があるため、日頃から丁寧に観察してささいな変化をキャッチすることが大切です。気になることがあればお医者さんに相談しましょう。
ちなみに、むぎちゃんが最初に下痢になって飼い主が病院に連れて行くか悩んだ際、ゴリラが放った一言。
気にしすぎじゃん?
ゴリラ許すまじ
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