突然ですが、飼い主は自他共に認める忘れっぽい人間です。
物忘れが酷すぎて、ゴリラ🦍(飼い主2)に病院に行けと言われたこともあるほどです。
そんな鳥頭な飼い主が、記憶力が弱い原因と対策について真剣に考えてみようと思います。
チュールとごはんは覚えたにゃ!
生活での困りごと
記憶力と言えば加齢とともに低下するイメージがあると思いますが、飼い主の場合は小さい頃から覚えることが苦手でした。
子供の頃の困りごと
- 掛け算九九が覚えられない
- カタカナがなかなか定着しない
- 一斉指示が覚えられない
- 無くしものや忘れ物が多い
- 集中して覚える時と、ボーして覚えられない時のむらが激しい
小学校低~中学年頃は、勉強のできない子どもでした。
掛け算九九はクラスで最後まで覚えられず、カタカナのテストは0点を取ったことがあります。
とんでもない問題児です。
大人になって働き始めてからはコミュニケーションの中で困ることが増えました。
大人になってからの困りごと
- 言われたことを正しくメモすることができない(特に電話対応×)
- 人の名前と顔が覚えられない
- 何を話していたのか忘れて論点がズレる
- 自分の言いたいことがまとまらない
- マルチタスクが苦手
- すぐに気が逸れて何をしていたのか忘れる
大人になっても問題児ですね。
周囲の人に暖かく見守られながら生活していることに感謝しないといけないヤバさです。
原因はワーキングメモリー
実は飼い主、学生の頃に機会があってWAIS-Ⅲという知能検査を大学で受けたことがあります。
WAIS-Ⅲとは、全体的なIQの他、言葉の力、推理力、記憶力、処理能力が分かる大人の知能検査です。
結果は、記憶力がびっくりするほど低かった。
飼い主を困らせる原因、その名もワーキングメモリー。
聞き馴染みがない言葉ですが、日本語で「作業記憶・作動記憶」と呼ばれています。
ざっくり言うと「作業に必要な情報を一時的に覚え、必要に応じて引き出したり整理したりする能力」「マルチタスクをこなすために必要な能力」のこと。
ワーキングメモリーの具体例
- 作業の途中で邪魔が入っても何をしていたのか忘れずに最後まで達成する
- 作業をしながらおしゃべりする
- 電話対応で話を聞きながらメモを取る
- 暗唱や暗算
まんま飼い主の苦手なことですね。
このワーキングメモリー、実は記憶力だけではなくいろいろな能力が集まった総称で、集中力や気持ちを切り替える力、見通しを立てる力なども含まれるようなのです。
飼い主の気が散りやすいところや前の出来事をなかなか忘れられずに引きずりやすいところも、もしかしたらワーキングメモリーの弱さからきているのかも?
ワーキングメモリーって仕事や学校、家事、育児に欠かせない能力なんだにゃ~
対策
世の中にはワーキングメモリーを鍛える方法がいくつかあるようなのですが、今更トレーニングを受ける時間と元気と若さが飼い主にはありません。
なので、今の生活で大きなトラブルなくそれなりにやっていければいいやという低い志の中でできる対策について考えていきます。
メモを取る
とにかく忘れないようにメモをすることが大事。
見えないところにメモをするとメモの存在を忘れるので、目につくところに置くことを意識しています。
具体的には、職場の机に付箋を貼ってすぐに書き込めるようにしている他、手帳や卓上カレンダーにも予定を書き込むなど。
また、優先順位をつけるために最優先事項はマーカーを引いたり、ファイル分けをしたりして一目で分かるようにしています。
電子機器の活用
飼い主は書字が少し苦手ですが、ワーキングメモリーの弱い人は文字の読み書き・計算が苦手な人も多いかと思います。
特に暗算は鬼門。
学校や資格取得の場ならともかく、仕事や生活をする上で書いたり計算したりする場合は、パソコンやスマホ、計算機を頼るようにしています。自分の能力より断然優秀。
また、メモを書くこと自体も苦手だという人はICレコーダーを使うのが良いみたいです。
飼い主はICレコーダーは使っていませんが、思いついたことはすぐにスマホのメモ帳に書き込むようにしています。
他には、指定した時間になるとラインで要件をお知らせしてくれるサービス「リマインくん」もよく使います。
飼い主は忘れ物はあまりないのですが、忘れ物が多い人は忘れ物防止タグが有効なようです。
複数のことを同時にやらない
いっぺんにやろうとすると絶対に何か抜けて二度手間になりますので、一つ一つ着実にやるのが鉄則。
「今開いてるワードを印刷したら、机の上にある書類をキャビネットにしまって、プリンターのところに印刷したものを取りに行って、持ってるゴミを捨てる」という何気ない動作でも用件が複数あります。
飼い主はこの作業をいっぺんにやろうとすると絶対何か一つは抜ける自信があります。
面倒ですが「印刷したプリントを取りに行く、書類をキャビネットにしまう、ゴミを捨てる」といった感じで区切って、複数のことを同時にやらないようにしています。
段取りを組む
「複数のことを同時にやらない」で説明した通り、飼い主はマルチタスクが苦手で作業も人より時間がかかることが多く、焦れば焦るほどミスを乱発して落ち込みます。
自尊心を保つためにも、1日の初めにその日やるべきことをリストアップして優先順位をつけています。
もちろん、頭の中だけでおしまいにしたらすぐに忘れるので、紙に書き出すことは必須。
コツは、自分のペースで進められるように時間や期限に余裕を持って予定を立てること。
ただ、ワーキングメモリーの弱い人の特徴の一つに「見通しが甘い」というのがあるため、飼い主が予定を立てると詰め込みすぎて全部やりきれないことも多いです。
それでも行き当たりばったりに行動するよりは断然マシ。
やるべきことチェックリストを作って、一つずつこなしていくと達成感もあるのでお勧めです。
やらなければならないことは早く処理する
必要なことや頼まれ事を後回しにすると、大抵忘れます。
なので、飼い主は重要度の高い仕事や必ずやらなければならないことは、その日か翌日には終わらせるように心がけてます。
また、個人的に重要だと思うことが、不要なペーパーやデータはさっさと捨てるということ。
「後で確認してから捨てよ~」とのんきに構えていると、いざ捨てるときに「これってなんの書類だっけ?」と分からなくなって捨てられずに溜まっていく悪循環になるからです。
集中できる環境を作る
職場環境や家庭状況によってはどうしても変えられないこともありますが、その中でも「集中しなければならない作業は午前中に取り組む」「1時間経ったらトイレに行ったりお茶を入れたりして気分を入れ替える」といったささいな工夫が結構大事だと感じています。
毎日やらなければならないことは、ルーティン化して自然と体が動くようにするのも一つの策。
他、「私、忘れっぽいところがあるので抜けていたら遠慮なく言ってください」とそれとなく周囲に伝えています。
環境を劇的に変化させてもらえなくても、「何度質問しても許してもらえる、忘れないように簡単なメモを用意してくれる、小さな抜けをフォローしてもらえる」といった周囲の寛容な雰囲気があるだけで、だいぶ生活しやすくなっています。
こうした周りのサポートを得るためには、自分のやるべきことをしっかりとこなすことは当然な上、自分自身も周りの人の苦手なところを理解してサポートするような優しさや謙虚な姿勢がないといけないな~と思います。
無理をせず休む
ハッキリ言って、疲れた状態の飼い主の記憶力はポンコツを極めています。
忘れっぽい人は、他の人よりも「覚えること」にエネルギーを注いで生活しているので、脳の疲労も人一倍なのでしょう。
疲れた時に無理をしても何の成果も得られないと自覚してさっさと休むことが、自分にとっても周りにとっても最善の道。
特にミスが許されない状況のときは夕方にやると疲れすぎて集中できないため、とりあえず大枠だけ作っておいて、完成させるのは翌日の元気な自分に任せるようにしています。
また、できれば週に1回は半日でもいいのでお休み取ってしっかり寝ると、パフォーマンスが格段にアップします。
妙だなと感じたら大抵何か忘れてる
「なんか変な感じがするな〜」と引っかかった時に限って、ミスを見つけたり大事なことを思い出したりすることはありませんか?
飼い主の職場では「小人の知らせ」と呼んでいます。
忘れっぽい飼い主ですが、綺麗さっぱり記憶がなくなるわけではなく、何かのきっかけで思い出せることも多いです。情報のかけらが頭に残っている感じ。
この「小人の知らせ」は何かを思い出しかけているサインだと思うので、侮らずに重大なことを忘れていないか確認することをお勧めします。
自分の記憶力を過信しない
飼い主の記憶力で厄介なところは、自信満々に合っていると思うことでも実は聞き間違いや思い違いをしていることが結構あるということ。
自分自身の記憶力がこの世で一番信用なりません。
そのため、「自分は絶対どこかで思い違いをしている」ということを前提に、何度も確認をしたり他の人にも一緒に取り組んでもらったって思い違いを減らしたりするようにしています。
ただ、周りの人もワーキングメモリーが弱いと迷走状態に陥ることがあるので注意が必要。
いろいろなことにチャレンジする
記憶力の弱い飼い主ですが、特に「全然全く興味が湧かないこと」に関しては本当に覚えることができません。
逆に「多少なりとも興味や親近感があること」はそれなりに覚えられます。
つまり、自分の興味のある世界が狭いと覚えられる量も少ないということ。
そのため、気になることはとりあえずチャレンジして視野を広げるように心がけています。
今チャレンジしているのはこのブログ。他にも資格取得やハンドメイドにもはまっています。
仕事の内容に全く関係のない趣味ではありますが、意外と職場で話題になることも多く、記憶力だけでなくコミュニケーションの面でも役に立っているな~と感じています。
まとめ
今回は忘れっぽい人の対策10選について、飼い主の経験談を交えてご紹介しました。
- メモを取る
- 電子機器の活用
- 複数のことを同時にやらない
- 段取りを組む
- やらなければならないことは早く処理する
- 集中できる環境を作る
- 無理をせず休む
- 妙だなと感じたら大抵何か忘れてる
- 自分の記憶力を過信しない
- いろいろなことにチャレンジする
人によってどう忘れっぽいのかは異なるため、自分自身の特性をきちんと把握し、それに合った対策を日々考えて実践していくことが何よりも大切です。
ブログで紹介した以外にも、良い対策がありましたら教えてください。
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